第143回企画展 復興を支えた伊吹山

~砿都・伊吹のセメント産業~

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「白いダイヤ」

石灰石は、日本でたったひとつだけ自給できる地下資源です。伊吹山の石灰岩は上質で、江戸時代から知られていました。太平洋戦争の敗戦からの復興への道を歩みはじめるなか、旧伊吹村と春照村(現米原市)は大阪窯業セメント社を熱心に誘致しました。工場建設には地元と企業の深い協力関係があり、セメント工場は山村の「希望」でした。昭和48年には600名もの従業員を擁し、その半数以上は地元伊吹町の住民でした。まちは豊富な税収によって地方交付税の不交付団体になるほど、地域は潤いました。名神高速道路や東海道新幹線などのインフラ整備に用いられ、日本の復興を支えました。

Information

  • 開催期間:2019年10月13日(日)~11月14日(木)
    ※期間中の10/15(火)、10/21(月)、10/28(月)、11/5(火)、11/11(月)は休館日
  • 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 入館料:大人200円、中学生以下100円
  • 会場:伊吹山文化資料館(米原市春照77)
  • お問い合わせ:TEL 0749-58-0252

Gallery

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セメント工場全景(昭和37年)

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現場切羽(昭和38年)