おうみ狂言図鑑2018‐2019

平成30年度滋賀県アートコラボレーション事業

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Information

  • 開催日:2019年3月2日(土)
  • 開催時間:13:30〜開場/14:00〜開演
  • 会場:伊吹薬草の里文化センター・ジョイホール
  • 料金:
    【一般】¥2,000
    【青少年(25歳以下)】¥1,000
    ※全席自由
    ※未就学児入場不可
  • チケット:絶賛発売中
  • プレイガイド:
    伊吹薬草の里文化センター
    ルッチプラザ
    滋賀県立文化産業交流会館
    浅井文化ホール
    長浜文化芸術会館
    ローソンチケット Lコード:55938(TEL:0570-084-005)
    びわ湖ホールチケットセンター

Story

『HOTAL・HOTEL』

■ 茂山童司 作・演出 書き下ろし新作狂言
■ 出演:<男> 茂山逸平 <女> 茂山茂 <その他> 茂山千之丞(童司改め)

~あらすじ~

昔より貴重な薬草が多く自生する伊吹山、そこへ薬を取りにやってきた男は道に迷いある一軒家にて目を覚ます。その宿の女将はなんとも不思議な物語を語り出すのだが…。熊「黒塚」を元に、伊吹山の蛍達の生きる様を折り込んだおうみ狂言図鑑初となる能パロディ作品。

『附子(ぶす)』

■ 古典演目
■ 出演:<太郎冠者> 茂山あきら <主> 増田浩紀 <次郎冠者> 茂山千之丞(童司改め)

~あらすじ~

太郎冠者・次郎冠者に留守番を言いつけた主人。桶の中身は附子という猛毒なので絶対に近づかないように、と言って出かけます。二人がこわごわ桶の中を覗き込むと、中身はおいしそうな砂糖。結局すべて平らげてしまい、言い訳のためにと主人秘蔵の掛け軸や天目茶碗を壊して大声で泣きながら主人を待ちます。帰宅後、激怒する主人に二人は…。

『蝸牛(かぎゅう)』

■ 古典演目
■ 出演:<山伏> 茂山七五三 <主> 丸石やすし <太郎冠者> 茂山千五郎

~あらすじ~

太郎冠者は主人の言いつけで長寿の薬になるという蝸牛(かたつむり)を探しに山へ出かけます。そこで修行の帰りに竹やぶで休んでいた山伏に出くわします。蝸牛を見たことがない太郎冠者は、主人から聞いた特徴から山伏を蝸牛だと勘違いし、屋敷へ連れて帰ろうとします。

About us

おうみ狂言図鑑とは

 

2011年から茂山千五郎家の協力を得て、滋賀県を題材にした新作狂言を制作し、現在まで8つの作品が生まれています。これらの作品を「おうみ狂言図鑑」としてコレクションし、滋賀県だけではなく全国でも広く上演され、狂言の「笑い」と「近江」の魅力を発信し、みなさんに親しまれていくことを目指します。

ごあいさつ

 

茂山千之丞(童司改め)

どうも茂山童司です。今回でおうみ狂言図鑑の台本を書かせていただくのは三作目となります。一昨年の忍者、昨年のビワコオオナマズに続き今回は伊吹山のヒメボタルがテーマです。今回も私が書かせてもらえると聞いて喜んでいたある日、事務所からメールが届きました。

「次回のおうみ狂言図鑑のテーマはホタテです」
ふーん、テーマ決まったんだー。なるほどホタテか、うん美味しいよねホタテ、ホタテホタテ…。
えっ、ホタテ!?
あの貝の!?
滋賀県って海あったっけ!?
ホタテ琵琶湖にいるの!?

結局それは間違いで、ホタテではなくホタルでした。ふーびっくりした。ホタテなんて昔懐かしいひょうきん族のホタテマンかサンドイッチマンのコントの「ご一緒にホタテ(ポテト)はいかがですか!」ぐらいしか思いつかなかったよ。

そんな感じで日々面白おかしく過ごしている我が茂山家のメンバーです。今回から舞台名を千之丞と改めましたが、これからも変わらずゆるく楽しく狂言を作っていきたいと思います。どんなホタテ…じゃなかったホタルのコントが出来上がったか、どうか乞うご期待!